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 米グーグルは23日、利用者のネット閲覧履歴を追跡する「サードパーティー・クッキー」と呼ばれるしくみを廃止する計画について、今年後半としていた実施時期を延期すると発表した。来年初めから段階的に廃止するとしている。デジタル広告の土台となる技術だけに、変更の難しさが浮き彫りとなっている。

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 サードパーティー・クッキーは、利用者があるサイトを訪れた際にブラウザーに記録される小さなデータ。利用者が閲覧したサイトの運営者以外の広告会社などが、このデータをもとに個人の閲覧履歴を追跡している。利用者の興味や関心にあわせた広告を表示する「ターゲティング広告」につかわれているが、多くの業者に履歴が共有されるため、プライバシー侵害だと批判が出ていた。

 プライバシー保護を強化する…

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